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TRPGコラム 11月 15, 2009

0029:「生きた」キャラクターを演じる

さて、問題です。 TRPGの世代(ジェネレーション)を問わず、TRPGで求められている物とは、何しょう? 私は、この答えは「生きたキャラクターを演じる事」であると思います。 シミュレーションゲームの発展としてのTRPG。 世界を表現する為のツールとしてのTRPG。 一人のキャラクターを表現する手段としてのTRPG。 物語やキャラクターの関連性を掘り下げるツールとしてのTRPG。 これらの全ての種類のTRPGの中でも、「キャラクター」というインターフェイス、もしくはプレイヤーの分身は必ず存在する要素です。 この、「必ず存在する要素」と言うものが、重要ではないはずがありませんよね……

TRPGコラム 11月 15, 2009

0027:「神官」が冒険に出る理由

さて、今度は神の信徒であり、あるいは代理人である「神官」について考えてみましょう。 神官とは、言うまでもなく聖職者階級に属する人間です。 特に、神の影響力が強く、人々も敬虔である中世の世界では、非常に強い力を持った人々です。 神官達は信徒からの寄付だけで充分に生きて行けますし、祭り事を取り仕切る事で、人々に必要とされる存在なのです。 しかし、それにも関わらず、ファンタジーTRPGの冒険者パーティを見ると、そのほとんどに神官がいるはずです。 生きていけるだけの糧があり、人々にも常に必要とされる聖職者が、何故、冒険などという危険な事に首を突っ込むのでしょうか。 聖職者ともあろう者が、……

TRPGコラム 11月 15, 2009

0025:「交渉技能」の存在

今度は、ゲームシステムとロールプレイについて考えてみましょう。 ゲームシステムによっては、キャラクターに「交渉」という能力や技能が用意されている事があります。 しかし、この能力(あるいは技能)、ロールプレイ重視でTRPGをしている時は、結構邪魔な物である事が多いんですね。 ちょっと一例をあげてみましょう。 悪人が女の子の人質を取って、民家に立てこもっています。 そこで、騎士のキャラクターが「自分が人質になる代わりに、人質の女の子を開放して欲しい」という説得を行おうとしました。 騎士のキャラクターが民家の前に歩み出て、こう言ったとします。 「 君、か弱い女子を人質に取るとは、恥ず……

TRPGコラム 11月 15, 2009

0023:死

TRPGだけに関わらず、世界は「生」と、同じだけの数の「死」に囲まれています。 理想の幻想世界に住む、キャラクター達であっても、その死という名の運命からは決して逃れる事はできません。 TRPGの変遷に従い、「キャラクターの死」も様々な形に変遷しています。 キャラクターの死は、「プレイヤーの損失」から「世界の構成要素の消失」を経て、「一人の人間の人生の終わり」へと移り変わっていったのです。 ここで一つ、私が「キャラクターの死」について考えさせられたエピソードを紹介します。 「ストーリー重視」のTRPGをプレイしている最中、シナリオの最終場面の事です。 シナリオの最終場面、最後の敵……

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0022:戦士のタイプ

ファンタジーTRPGで戦士と呼ばれるクラスは、戦闘のプロです。 彼らは戦闘に勝利する為に、様々な技術を磨き、そして武器や防具を選択します。 ここでは、リアリティのある武器・防具の選び方と、それによって分類される戦士のタイプについて考えてみましょう。 戦闘で勝利するには、2つの条件があります。 一つ目は、自分が倒されない事。 もう一つは、相手を倒す事です。 この2つの条件を揃える為、戦士は防具と武器の選択に頭を悩ませる事になります。 防御面では防御力と回避率のどちらを重視するか。 攻撃面では破壊力と命中率のどちらを重視するか、という選択を行う訳です。 そして、その選択によって……

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0021:NPCとの交渉

TRPGはコミュニケーションのゲームでもあります。 従って、TRPGをやっている時は、常に意見の対立とその超克を行っているとも言えます。 こう書くと難しく思えるかも知れませんが、簡単に言うと、「TRPGではいつも意見の対立があり、それをなんとかしながら話が進んでいる」という事です。 例えば、依頼者NPCとPC(盗賊)の報酬交渉などがわかりやすい例でしょうか。 通常、NPCはなるべく安くPCを雇いたいでしょうが、PC達は一銭でも多く収入が欲しいはずです。 こういう時に、「意見の対立」は起こります。 そして、困った事に、「交渉」=「自分の意見を通す事」と考えているようなプレイヤーが、……

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0020:個性と強さ

最近の演技指向TRPGでは、作りたてのキャラクターでも戦闘面では結構強い、という物が多く見られますね。 そのためか、普通の(演技指向ではない)TRPGをする時、「キャラクターが弱いと個性が立たないんですよね〜」というプレイヤーを見かける事があります。 でも、ここでちょっと考えてみましょう。 キャラクターが弱いと、個性は立たないものなのでしょうか? 私は、これは違うと思います。 戦闘面に関して「強い」「弱い」というのは、明らかに個性の一部だからです。 足が速い、顔が良い、声が大きい、気が弱い、というのは個性です。 それと同じレベルの個性として、(戦闘で)「強い」「弱い」というのが……

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0019:ウィザード

ウィザードというと、ファンタジーTRPGで出てくる魔法使い系のクラスの名前ですね。 ところで、みなさんはご存じでしょうか? このウィザードですが、もともと「賢い」という英単語(Wise:ワイズ)から発展した物です。 つまり、ウィザードにはそもそも「賢い」という意味合いがあるのです。 それでは、「賢い」魔法使いであるウィザードとは、どんな人なのでしょうか? これは、色々な小説作品などでその姿をみる事ができます。 例えば、J.R.R.トールキンの指輪物語に出てくる偉大な魔法使いガンダルフ。 あるいは、アーシュラ・K・ル・グゥィンのゲド戦記の主人公ゲド。 彼らは幻想文学の中では「偉……

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0017:「戦う者」のリアリティ

今度は「現実的」な話を少ししてみましょう。 「戦う者」についてのリアリティを考えてみましょう。 どんな世界であれ、「戦う」という事には重大な決断を伴います。 本当に、命を懸けて闘うのであれば、少なくとも闘った後には負傷者が出るはずですし、多くは死者を出してしまうでしょう。 もし、自分が相手よりも弱い事が明確であれば、死にに行くようなものですから、「戦う」という事は愚かな選択でしょう。 逆に、自分が相手よりも強い事が明確であっても、戦いに不測の事態は付き物です。 闘うのであれば、下手をすれば自分が死んでしまうでしょうし、それでなくても多少の怪我を負う事になるでしょう。そうすれば、次……

TRPGコラム 11月 15, 2009

0016:どちらのリアリティをとりますか?

TRPGは演技を楽しむ遊びです。 そして、「異世界」のリアリティを楽しむ遊びでもあります。 例えば、ファンタジーRPGを楽しむ人は、現実世界にはない、剣と魔法の冒険活劇や、高度な魔法の織りなすハイファンタジーを楽しみます。 さて、ここで一つの問題があります。 貴方はTRPGをする時に、「現実世界のリアリティ」と「異世界のリアリティ」の、どちらを優先するでしょうか? 例をあげると、ファンタジーTRPGの「騎士」の行動の規範などがあります。 イメージで言うPCの「騎士」は、「騎士道」に則った、「公明正大」「弱者の味方」「正義の味方」等というイメージがあります。 しかし、現実の歴史で……